2017年10月31日

私が人形を作り始めたわけ④ の巻

 球体関節人形の通信講座を受講。

デザインの大学まで行っていたのだが、元々はグラフィック専攻で
二次元が専門の私。

会社に入り、プロダクトデザインの仕事をしていたが、
三次元はちょっと苦手。
立体物を作るなんて、もっと苦手。

小学校の頃、図画工作の図画はできたけれど、工作はお得意ではなかった自分・・・・。

人形作りはモロ立体物造形。
でもまあ、逃げていても仕方ないのでチャレンジ精神で臨んだ。


粘土でまずは原型作り。
最初はお人形の頭部を作る。

こんなもんか。



なかなか左右対称にならない。
でも習作だから初めてのものだから、と言い訳しつつ
これを原型にしました。

そして、次はこの原型から型を取る。



石膏粘土の原型は壊れてしまった。
側面で型を割り、原型の顔面と後頭部に別れている。

型はシリコン型。
1斗缶2個にA液とB液がそれぞれ入っており、凝固材を混ぜ、固める。
秤で量を測り、固める時間も決められている。まるで理科の実験そのもの。


型が出来上がったところで、次は人形の材料であるレジン系キャスト・鋳型材料を
型に注入。
これまた石油系の溶剤なので、シンナー臭い!
窓を開けて作業をせねばやっていられない・・・・。

そして出来上がったのがこれ。



左下の目に穴が開いているものは、出来上がった後で、
グラインダーで開けた。

そして、話はちょっと端折るけれど、
からだと手と足の原型も粘土で作った。
その型も取る。

型取りができたものがこれ。
なかなか上手く出来上がっている。



そしてそして、頭部と同様にレジン系キャスト。鋳型溶剤を流し込み、
それぞれのパーツの出来上がり。



プラモデルのパーツみたいだ。
実は何度か失敗をしている。
溶剤の測り間違えか、時間の間違えか
どろどろになって出てきたり、部分的に固まっていなかったり。
宇宙からの謎の物体Xが出来上がったりした。

で、どうにかこうにか次のステップに進んだ。

なんとなく、これで出来上がりじゃん と思いがちだが、
球体関節人形作りはまだまだ道半ばなのだ。
気が遠くなるような工程がまだ残っているのである。

それはまた次の日に続く・・・・・・
のである。

(ちゃんと付いてきてくれているのかなあ・・・・・・・)
(ちゃんと読んでくれている人がいるのかなあ・・・・・・)
(不安・・・・・・・)

だんだんグロテスクになってきたし、
人形作りに興味が無ければまったく面白くないし・・・・・・・

なんで私、こんなことにはまっちゃったんだろう・・・・・・・・・?

(今さら言うな~~~~~!!!!)








  


Posted by みなと at 19:01Comments(0)人形作り