2017年10月30日

私が人形を作り始めたわけ③ の巻

 人形ってちょっと不気味・・・・・・。
夜中に歩くし、髪の毛が伸びるし・・・・・・・。

昔から「ひとがた」と言って、土偶にして墓所に埋葬したり
丑の刻まいりと言って、呪詛に使ったりと
恐怖の対象になってきた。

だからかもしれないけれど、私の作る人形はダンナからは
「夜中に歩き出しそうだ!」とよく言われた。




人形の通信講座を受講し始めた私。
定期的にテキストが送られてきて、製作してその画像を先生に送ると
講評される。というシステム。

まず最初はラドールという石膏粘土を使って顔の造形を習う。
型があって、それを基に作ってゆけばよいのだが、難しい。



瞳は既成のガラス球。
ドール・アイと言って通販でも入手できる。

しかし、生首に見える・・・・・・。こあい・・・・・・・。

次はからだの造形。



型は無いので、自分でテキストの画像を参考に作りこむ。
胸の高さが不自然だ・・・・・・。

何度かこの石膏粘土を使っての造形の繰り返し。



生首だと可哀想なので、着色し、カツラもかぶせてみた。
こうしてみると、なかなか可愛い。

だが、まだまだ球体関節人形までの道のりは遠い。


そういえば、昨日のサーニット粘土の人形教室での完成した人形を
お見せしてなかった。
いや~、これぞこの後ぞくぞくと登場する「不気味人形」のファーストなのである。



サーニット粘土というのは、造形もしやすく(柔らかい)
オーブンで焼いた後、人肌のような温かみを感じられるような
質感に仕上がるという特徴のある粘土。(焼きあがると硬い)

型も必要ではなく、1品作りの人形作りに適している。
(そのかわり量産は不可)

いろいろな素材も知ることもでき、いろいろな教室に行くことは
メリットがある。

やろう!と思い立つとまずは「習う」ことから始める私。
我ながら、まじめなんだろうか?と思う。
しかし、短時間でスキルを上げる、技術を習得する と言ったら
やっぱり「人から習う」が一番でしょ。
と思う。


あ、この時、会社勤めももちろんしてたし、
Rulyishも並行してやっていたし、
なので人形作りは会社勤めが終わった後から夜にかけてと
休日にやってました。

それと人形屋新規立ち上げ計画も進んでましたよ~。


人形修行 まだまだ続きます。  


Posted by みなと at 09:54Comments(0)人形作り