2017年10月28日

新ドリンクメニューは初恋の味 の巻


 最近、数年前の起業の話ばかりで
本業のみなと喫茶部のことがおろそかになっているなあ~と
自分でも感じている。

別に営業自体をおろそかにしているわけじゃない。
今日もちゃんとドリンクの新メニューの試作をしていた。

名前を何にするか悩んでいる。

みなと喫茶部は、デザインコンセプトが
「昭和の木造校舎」のイメージ。

だから黒板や出席簿のメニューブックなのだ。

今回は、寒い季節を迎えるのに温かい飲み物を考案した。

材料は、リンゴ。
もちろん地元産のシナノスイート。

紅茶がベースになっている。
入っているものは、紅茶葉、リンゴ、レモン汁、それとスパイス。
もう一つ秘密の材料が入っているのだけれど、
それは企業秘密!
内緒!

メニューブックには載せているから わかっちゃうんだけどね。

メニューのネーミングにこだわりたい。
リンゴだから、と言うとすぐにこの詩を思い出す。

「まだあげ初めし前髪の
 林檎のもとに見えしとき
 前にさしたる花櫛の
 花ある君と思ひけり」

島崎藤村の詩だ。

タイトルが「初恋」。

だからこのドリンクの名前は「初恋」にしようかなとも思った。
でもね~、直感的にはわからない。
やっぱり 「何の飲み物?」と思う。

そういうのも有りかとも思うけれど。

学校がモチーフだから、
「転校生」とか 「学級会」とか 「宿題」とか
って名前のメニューがあっても面白いんだけどね。
なんだかもう一ひねり欲しい。

だからまだ考え中。

またいつか面白いアイデアが浮かんだら、
店内メニューのネーミングは一新したいと思います。

だからこの新メニューの名前は
【アップルバター・チャイハニー】

(あ、秘密の材料 言っちゃった!)



シナノスイートはまるごと1個入ってます~。



リンゴとハチミツとスパイスで、風邪対策にはもってこいの
ドリンクとなっています。
寒い日にいかがっしょー!

  


Posted by みなと at 16:58Comments(0)メニュー作りみなと喫茶部

2017年10月28日

私が人形を作り始めたわけ① の巻

 実は、先日まで書いていた「アパレル起業」の話って
ここのブログを見ていただくと、その当時のことが詳細に書いてある。

ナガブロ『るりはりのドールな毎日』

アパレル起業、モノ作りに迷走する日々、わんことの日々
なんてのが書き綴られている。

まあ、今回、そこらへんを抜粋して書いているわけだけれど、
内容はほぼ同じ。
当然と言えば当然なんだけれど(事実は変わらないので)
ただ気持ちとか、感じ方は今も当時も変わっていない。

自分で読んでも、「変わらんな~」と思う。
ってことは、性格ってものは変わらんものだとしみじみ思う。


さて、今日からは人形作りの話。
そこに入るためには
何故、いきなり『人形なのか?』から話さねばならない。


以前、創業塾の話をしたと思う。
松本商工会議所主催。

割と松本商工会議所が重要な役割を担っている。

アパレル会社を創業して、松本商工会議所に入会した。
しかし、松本のそれは大規模なものであり、創業したてのちっぽけな会社なんて
会員の端っこの隅っこの取るに足らない存在・・・・・・。

しかし、会員は会員だ。ということで、
私は会議所が定期的に開催する部会や総会になるべく顔を出すようにした。
参加しているのは、松本の重鎮な方々ばかり。
(要は、おじ様がたばかり・・・・・ということ)

その頃、ちょうど松本商工会議所の専務理事にエプソンを退職され、
任用された方が入り、会議所の改革に着手されていた。
「松本商工会議所の中期計画策定」

この策定会議は会員ならば誰でも参加自由だったので、興味があり
参加した。(10回くらい開催されたかな~?)

まず最初に、会議所のあるべき姿を描く。
現在の課題の認識。
確か、商工会議所に参加する商店や経営者が少なくなってきてしまった。
商工会議所離れが顕著である。というものだったような気がする。
どうやったら、参加会員を増やせるか。
それらをグループに別れ、グループ討議をし、まとめ、全体で発表する
という形式で進められた。

そのグループ討議。
だいたいが経営者、重役クラスのおじちゃま方。
ご自分の意見を述べることはできるのだが、悪い言い方をすると
言いっぱなし。
誰もまとめはしない。
議題もあちこちに飛び、結論が出ない。

そんな状態だったので、自らファシリテーター役を買って出、
書記&議長&まとめ役をした。

どうにかこうにか中期計画もまとまり、今でもそれは
松本商工会議所の中期計画としてあるはず。

前段が長くなったが、
中期計画策定会議の参加者のおじちゃまの一人が松本の高砂通りにある商店の経営者で、
「高砂通り活性化」を真剣に悩んでいた。

高砂通りというと、別名「人形通り」とも言われ、
雛人形を扱うお店が幾軒も立ち並ぶ通り。
しかし、時代の流れで雛人形屋さんも廃業する店が多く、
今では数件しかなくなってしまっている。

中期計画策定会議の傍ら、高砂通り商店街では、
高砂通り活性化会議も進んでいた。

私が商工会議所会議で知り合ったおじちゃまは、ご自分の店は雛人形屋さんでは
ないのだけれど、(紙類や記念品を扱うお店)
新たに人形屋を始めたいと考えていたのだ。

誰か協力者はいないか、と探していた。

乗ったのが私。
人形屋の立ち上げのために私は企画書を書いた。


人形屋立ち上げとは別に
高砂通り商店街活性化会議が、通りを活性化するために
モニュメントを作ろうと計画し、
モニュメントデザインの募集をしていた。

私はそれにも応募した。

結果は不採用だったのだが、
採用された人のモニュメントは作られ、今でも通りの入り口に立っている。



(まあ、あまり批判的なことは言いたくは無いが、
 言わない方がよいことはわかっているが)
しかし、私は言いたい!
いくら立派なモニュメントがあろうと、それは箱物行政に似ている。
立派なモニュメントが立っていようと、本当の商店街の活性化はできない。と。

私の提案書はこうであった。

・まず、高砂通りのあちらこちらに雛人形を置く。
 商店の屋根の上に。
 電信柱の影に。
 水路の中に。
 通りのあちこちに人形がかくれんぼをしている状態を作る。

実は、そういう街がある。
東京の谷根千。
ここは「ネコ」で有名。

飼い猫や野良猫が商店街や通りにいっぱいいたことで
有名になったのだが、
ネコの雑貨屋やカフェもあり、
自然とネコグッズを扱う店も増えていったのだ。

実際のネコにも会えるのだが、屋根の上にいるのは置物のネコ。
通りの端を歩くのも作り物のネコなのだ。



そんなネコ達に会いに、人々が谷根千にやってくる。

高砂通りをそんな谷根千のような商店街にしたかったのだ。
通りの中に雛人形がかくれんぼをしている。
どこに隠れているか探すのも楽しいし、
雛人形達のひそひそと囁く声が聞こえてきそう・・・・・。


いいアイデアだと思ったんだけどな~。
今だったらインスタ映えするし。
このアイデア、他の町の商店街にも使えそう・・・・・。
どこか採用してくれないかなあ~。

雛人形にこだわらず、ハロウィンで商店街を盛り上げようとしているのなら、
一年中ハロウィンでいいじゃん。
カボチャのランタンが屋根の上で笑っているとか、
魔女が電柱の影にひっそりと佇んでいるとか。(怖い・・・・・・?)

(ああ、これじゃあホラーの街になっちゃうか・・・・・・)

さて、会議所で知り合った人形屋さんを開業しようというおじちゃまと
高砂商店街の活性化と
それが私の人形作りとどう関わってくるのか!

明日からのお楽しみ~。
(いや、別に楽しみにはされてないか・・・・・・)


(当時の高砂通り)

  


Posted by みなと at 10:53Comments(0)人形作り