2018年08月01日

私がバリキャリだった頃 の巻

 今期のテレビドラマで秀逸だと勝手に思っているもの
「義母と娘のブルース」。

毎週火曜日22:00~TBS系(長野県は信越放送)で
綾瀬はるか主演のドラマ。

私がバリキャリだった頃 の巻

簡単に言うと綾瀬はるか演じる「亜希子」さんは、
元・バリバリのキャリアウーマン。
その職を捨て、妻に先立たれた小学生の娘を持つ男(竹ノ内豊)の
後妻になる。
ある理由があるのだが、それはネタバレにもなるので言わないけれど
元・キャリアウーマンの亜希子さんがとてもいい味を出している。

先々週のPTA会合の際に亜希子さんが挙手をして
質問をしているところを見て
「ああ、自分もこう見られているのかな?」
と思ってしまった。

本人は正しいと思うことを単にやっているのだが、
周りからは空気読めない奴 と思われて煙たがられる・・・・

どうしても亜希子さんに自分を重ねてしまう。

彼女ほどデキたキャリアウーマンではなかったが、
多少はバリバリと働くキャリアウーマンだった私。

土下座はしないし、アタッシュケースも持たないし、部長でもなかったけれど
出張のとき京橋から東京駅までパンプスで疾走したし、
残業は深夜2時までしてたし、
海外長期出張へ何度もしたし、(ミラノ、パリ)

そして一番重ねるのは亜希子さんの論理的な思考。
問題解決の仕方。

ここらへんはどうしてもその頃のものが抜けない。



最近、人材活用のHPに登録をし、ちょっとだけお仕事をした。
私が以前いた業界と近い業界の企業から
アドバイスをもらいたい、というインタビュー形式の仕事。

電話で1時間ほど質問に答えるのだ。

内容は機密に関することなのであまり詳細には言えないが
「共通部品化した時の経験を話して欲しい」。

デザイナーであったが、工業デザインという仕事は
製品のモノ作りに深く関わりを持つ職場であった。
外装だけでなく、中の機械体のことにも関わっていた。

そして、ちょうど私がいた頃に「部品共通化」という件は
会社挙げて進められていたプロジェクトだった。

デザイナーならば自由に好きな形状にしたいと思うのが普通だが、
やはりコストや納期まで考えるのが工業デザイナーなのだ。
芸術家ではない。

そうした制限の中でいかに良いデザインを生み出すか
が工業デザイナーの腕の見せ所と捉えていた。


だからこのインタビューは自分にとっては、大得意分野であった。


インタビューに答えてみて、もっと自分の経験を活かす場が
あるのでは?と思い始めた。

世の中にはまだ女性の工業デザイナーは少ない。
家庭用品や家電もまだ男性デザイナーがデザインしている状況だ。

女性の眼から見た工業製品デザインがもっとあってもいいはず。
(使うのは女性だからね)


この私のバリキャリ経験、活かせないかな。

あ、明日の夜は今度はアメリカの企業と電話インタビューのアポが入っている。
(もちろん通訳付)
今回はモロ 時計業界の話を聞きたいとのオファー。

1時間でおさまるのか・・・・・?
ちゃんと話せるのか?


同じカテゴリー(回顧録_ウォッチ)の記事画像
久しぶりのウオッチのお仕事 の巻
諏訪精工舎創業記念館 の巻
図面を描けってよ!? の巻
ウォッチ回顧録~その⑧ の巻
ウォッチ回顧録~その⑦ の巻
ウォッチ回顧録~その⑥ の巻
同じカテゴリー(回顧録_ウォッチ)の記事
 久しぶりのウオッチのお仕事 の巻 (2024-06-19 10:11)
 諏訪精工舎創業記念館 の巻 (2023-04-24 10:50)
 図面を描けってよ!? の巻 (2019-01-19 16:03)
 ウォッチ回顧録~その⑧ の巻 (2018-06-06 09:45)
 ウォッチ回顧録~その⑦ の巻 (2018-06-05 10:04)
 ウォッチ回顧録~その⑥ の巻 (2018-06-04 16:42)

オーナーの承認後に掲載されます。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。