2018年03月29日
沖縄③やんばる方面へ の巻
沖縄2日目 ホエール・ウオッチングの後、午後は
一路やんばる方面へ。
沖縄へ何度も(もう20回以上かな?)来ているが
主目的はやんばる方面へ来ること。
やんばると言っても、もう少し中部寄り、名護~本部(もとぶ)あたり。
有名なのは「美ら海水族館」のあたりというとわかるかと。
いつも、お土産を買うのは最近では
「やんばるファーマーズ」。
JAの直販所で沖縄野菜やら特産物を購入。
今回は、青パパイヤと島ラッキョウ。
海ぶどうも空港なんかで買うよりも2/3くらいの価格で買える。
その後、今夜お世話になる本部町・備瀬にある
沖縄古民家の宿「ちゃんや~」さんへ。
もう何十回目だろうか。
ここへ泊まるために沖縄に来ている、と言っても過言ではない。
最初はワンコが泊まれる宿を探して偶然みつけたのだが、
オーナーとオーナーのお母さんの人柄に触れ、
以降はオーナー達に会うために訪れる。
備瀬というのは、フクギ並木で有名。
うっそうと茂るフクギ。
昼間でも薄暗いくらいに木陰になっている。
この木陰の先を抜けるとそこは海。
もずくを養殖している。
この備瀬のフクギ並木の中に沖縄独特の家が点在している。
その一つが「ちゃんや~」の宿。
今では全部で6軒に増えている。(当初は2軒)
ここ備瀬も過疎化で、空家問題がある。
古い民家は誰も住まなくなり、廃れていっている。
そのうちの何軒かを買い取り、宿にしたてている。
だから、リゾートの素敵な設備の宿泊施設ではない。
建物も古いし、お風呂もトイレも古い。(でもちゃんとシャワーもあるし、水洗よ)
座敷には仏壇があるし、夜には天井にヤモリが這うし、
窓も扉も鍵がかからない。(雨戸はあるから、夜中は雨戸を立てる)
けれど、縁側で夕方 ビールを呑んで夕涼みをする時は最高ー!の気分が味わえる。
沖縄の人たちの気分が味わえる。
新しい建物も有り。(天川と四つ竹)
食事はお食事処に行き、いただく。
メニューは「あぐー豚のしゃぶしゃぶ」。
サイドディッジュも沖縄料理。
オーナーの喜屋武さん
この日も忙しそう。
人手不足のようで、奥様も接客で働いている。
食事も済み、オーナーとお話していたら、突然に
「ご退職おめでとうございます。」と、
奥様から渡されたものが。
なんと、退職記念の泡盛!
瓶に退職記念と金文字の彫刻がしてある。
オーナーとはFacebookでお友達になっており、私のダンナ退職記事を
読んで知ったらしい。
こんなサプライズが待っていようとは!!!
沖縄で、この日ここで、こんな素敵なプレゼントがいただけるとは!
ダンナ 感激!!!!!!!
私たちにとって、沖縄は 備瀬は ちゃんや~は
旅であって、旅以上のものになっている。
ちゃんや~でも開設当初からの宿泊者の人たちを
「ちゃんや~ファミリー」と名付け、
今でも交流をされている。
(だいたい皆さん、リピーターになっているので)(もちろん私たちも)
開設当初はオーナーもまだ若く、この備瀬をどう守ってゆくか色々と
試行錯誤をされていた。
そんな話を泡盛を酌み交わし、話した。
地域の活動にも積極的に取り組み、景観保守や若者の地元離れ問題に
日々活動をしている。
今は、次のステップに行くために次なる事業計画を推進中だ。
またそれが出来上がった時には招待してくれるそう。
その時が楽しみだ。
観光じゃなくて、本当の沖縄の暮らしを体験されたい方が
いましたら、「ちゃんや~」はお薦めです。
ただし、フクギ並木の中に車を突っ込む際は勇気がいります。
本当にこの先に道はあるのか?という疑問と、
枝にサイドミラーをこすらずに進む腕が必要です。
「ちゃんや~」のHP