2017年11月03日
私が人形を作り始めたわけ⑦ の巻
長い長い人形作りの話も終了間近。
話を人形作りから離れ、元の「人形屋開業」にそろそろ戻しましょうか。
私がこつこつと人形作りに励んでいる時も並行して
おじちゃんと人形屋さんを創業する話は進めていました。
どういう雛人形を仕入れて、それをどこから仕入れるか。
また、他にはどんな人形を仕入れるのか 等々。
お店の改築設計図面も出来上がってきたし、
資金計画もできてきた。
松本商工会議所からは創業支援金補助を受ける話もしていたし、
銀行には融資の話もした。
さあ、改築工事にいつから着工するか?
という段になり、おじちゃんの家族から反対意見が持ち上がってしまった。
えっ?今頃・・・・・・・?
今までおじちゃん、家族の皆さんに人形屋創業の話ってしてなかったの?????
奥様から、息子さんから、皆さんから総反対!
まあ理由ってのは、借金までして人形屋を始めて大丈夫なのか?
今の商売をどうするのか?
人形屋に改築してそこに住むと言っているが、今の家はどうするのか?
でるわ、でるわの反対意見・・・・・・・。
私はどうすることもできず、ご家族の問題なので
口をはさむこともできず、ただ見守るだけ。
しばらくは様子見するしかないと、この人形屋創業計画からは離れることにしました。
教訓を得ました。
人の話には乗ってはいけない。
自分で苦労して、自分のお金を使って事業はすべき。
今回は、自分としては何も損をしたわけでもないし、
迷惑を被ったわけでもないし、
良い経験をしたということでした。
高砂通りに人形屋を開業しよう、という企画を考え、
どういう人形を置こうか人形業界を研究し、
果ては人形作りまで習得し、
楽しかった。
に尽きます。
本気でおじちゃんは人形屋をやりたかったのです。
その気持ちはわかっていました。
が、家族の人たちの反対の気持ちもわかります。
最後はおじちゃんとおじちゃんの家族が決めること。
私の立場は、『この人形屋創業計画は自分(私)の計画ではない』 ということなのです。
そしてその教訓は、これ以降の私の創業計画に影響を与えてくれたのでした。
人間、何でも勉強ですね。
経験は積めば積むほど勉強になります。
人形作りを始めた理由、これで終了ですが、
おまけの話。
飯田市で開催されていた 「インターナショナル・フィギア・マーケット」(IFM)というのを
ご存知でしょうか?
今はもうやっていないのかな?
これに私、2011年に出展者として参加してきました。
私の作った人形を展示販売しました。
その様子です。

地元のケーブルテレビにも取材されました。
この時はまだ球体関節人形の習得まで行き着いておらず、
出展した人形達はこれら。
サーニット粘土で作った人形。
名付けて「不気味4姉妹」

この人形達を見て、フェスに来ていた子供が泣き出した・・・・・・・。
という逸話を残す不気味なこの子たち。
やっぱり人形はどこか怖いものなのかも。
いやいや、私の作る人形が特に怖いものなのかも・・・・・・。
ちょっと自信を無くしました。
でも、好評なものもありました。

実はこのお人形、100円ショップで売っているもの。
それを買ってきて、顔を全部シンナーで拭き取ります。
要はのっぺらぼうにする。
そして、そこへ新たに顔を描き込みます。
描き込んだのがこの人形。
ビフォーアフターがないのでわかりにくいですが、
格段の差!
(今度100円ショップで探してみてください。エリーちゃんという人形です)
その子に洋服も作ってあげ、着せて販売したところ
これは可愛いからか、全部完売!

子供の頃からマンガを描き続けた技がこんなところで活かせるとは・・・・。
1体1体それぞれに顔が違ってます。
手描きなので仕方ないんですが。
これはなかなか楽で楽しいです。
いろいろな顔ができて、自分だけのオリジナル人形が
簡単にできちゃいます。
そんなこんなで私の人形屋創業計画と人形修行は終わりを迎えました。
本当に人形屋を開業していたらどうなっていたかな?と
ふと思います。
高砂通りはきれいに変わったけれど、人の賑わいはどうなったかというと
そんなに変わらず?だし、
でも、新しいお店はどんどんできているから
これからその先にできたショッピングモールの影響で
どうなるか、ですよね。
でも、不気味な人形を置いている不気味な人形屋が1軒くらいあっても
面白かったかもね!?
「私が人形を作り始めたわけ」 ~一巻の終了~
ご静聴ありがとうございました。
話を人形作りから離れ、元の「人形屋開業」にそろそろ戻しましょうか。
私がこつこつと人形作りに励んでいる時も並行して
おじちゃんと人形屋さんを創業する話は進めていました。
どういう雛人形を仕入れて、それをどこから仕入れるか。
また、他にはどんな人形を仕入れるのか 等々。
お店の改築設計図面も出来上がってきたし、
資金計画もできてきた。
松本商工会議所からは創業支援金補助を受ける話もしていたし、
銀行には融資の話もした。
さあ、改築工事にいつから着工するか?
という段になり、おじちゃんの家族から反対意見が持ち上がってしまった。
えっ?今頃・・・・・・・?
今までおじちゃん、家族の皆さんに人形屋創業の話ってしてなかったの?????
奥様から、息子さんから、皆さんから総反対!
まあ理由ってのは、借金までして人形屋を始めて大丈夫なのか?
今の商売をどうするのか?
人形屋に改築してそこに住むと言っているが、今の家はどうするのか?
でるわ、でるわの反対意見・・・・・・・。
私はどうすることもできず、ご家族の問題なので
口をはさむこともできず、ただ見守るだけ。
しばらくは様子見するしかないと、この人形屋創業計画からは離れることにしました。
教訓を得ました。
人の話には乗ってはいけない。
自分で苦労して、自分のお金を使って事業はすべき。
今回は、自分としては何も損をしたわけでもないし、
迷惑を被ったわけでもないし、
良い経験をしたということでした。
高砂通りに人形屋を開業しよう、という企画を考え、
どういう人形を置こうか人形業界を研究し、
果ては人形作りまで習得し、
楽しかった。
に尽きます。
本気でおじちゃんは人形屋をやりたかったのです。
その気持ちはわかっていました。
が、家族の人たちの反対の気持ちもわかります。
最後はおじちゃんとおじちゃんの家族が決めること。
私の立場は、『この人形屋創業計画は自分(私)の計画ではない』 ということなのです。
そしてその教訓は、これ以降の私の創業計画に影響を与えてくれたのでした。
人間、何でも勉強ですね。
経験は積めば積むほど勉強になります。
人形作りを始めた理由、これで終了ですが、
おまけの話。
飯田市で開催されていた 「インターナショナル・フィギア・マーケット」(IFM)というのを
ご存知でしょうか?
今はもうやっていないのかな?
これに私、2011年に出展者として参加してきました。
私の作った人形を展示販売しました。
その様子です。

地元のケーブルテレビにも取材されました。
この時はまだ球体関節人形の習得まで行き着いておらず、
出展した人形達はこれら。
サーニット粘土で作った人形。
名付けて「不気味4姉妹」

この人形達を見て、フェスに来ていた子供が泣き出した・・・・・・・。
という逸話を残す不気味なこの子たち。
やっぱり人形はどこか怖いものなのかも。
いやいや、私の作る人形が特に怖いものなのかも・・・・・・。
ちょっと自信を無くしました。
でも、好評なものもありました。

実はこのお人形、100円ショップで売っているもの。
それを買ってきて、顔を全部シンナーで拭き取ります。
要はのっぺらぼうにする。
そして、そこへ新たに顔を描き込みます。
描き込んだのがこの人形。
ビフォーアフターがないのでわかりにくいですが、
格段の差!
(今度100円ショップで探してみてください。エリーちゃんという人形です)
その子に洋服も作ってあげ、着せて販売したところ
これは可愛いからか、全部完売!

子供の頃からマンガを描き続けた技がこんなところで活かせるとは・・・・。
1体1体それぞれに顔が違ってます。
手描きなので仕方ないんですが。
これはなかなか楽で楽しいです。
いろいろな顔ができて、自分だけのオリジナル人形が
簡単にできちゃいます。
そんなこんなで私の人形屋創業計画と人形修行は終わりを迎えました。
本当に人形屋を開業していたらどうなっていたかな?と
ふと思います。
高砂通りはきれいに変わったけれど、人の賑わいはどうなったかというと
そんなに変わらず?だし、
でも、新しいお店はどんどんできているから
これからその先にできたショッピングモールの影響で
どうなるか、ですよね。
でも、不気味な人形を置いている不気味な人形屋が1軒くらいあっても
面白かったかもね!?
「私が人形を作り始めたわけ」 ~一巻の終了~
ご静聴ありがとうございました。
胡蝶しのぶさんにチャレンジ の巻
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Posted by みなと at 10:26│Comments(0)
│人形作り
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