昭和の木造小学校校舎
以前にお話しした通り、お店のデザインコンセプトは、
「昭和の木造小学校校舎」 です。
その元となるのが、私の通っていた「伊那小学校」です。
既に新しい校舎に建て替えられ、元の木造校舎は無くなってしまっています。
しかし、心の心象風景にはしっかりと残り、
今でも想い出すことができます。
正門から入ると、うっそうとした銀杏の林。そこを通り抜けると、大玄関。(職員玄関)
手前には、右側にプール。遠くには、5年生の校舎が。
大玄関を入ると、ピカピカに磨かれた黒光りする廊下。
左手に体育館。
正面には、校用技師さんの部屋があり、いつも大きなお釜でお湯を沸かしていました。
左手に入ってゆくと、給食室。
そこで給食を作っていたので、いつも美味しいにおいが漂っていました。
かなり広い学校で、各学年ごとにほぼ一つの校舎を使い、
学校中を巡るのはかなり時間がかかりました。
今でも、絵に描き起こせます。
校舎の様子。中庭の様子。階段の様子・・・・・・。
先日、ワインを仕入れる会社の方とお話をしていたら、
同じ伊那小学校の出身者とわかり、「何組?」
「私は、天道民・・・・」 「私は智仁勇・・・・」と、
暗号のようなことを言い合いました。
実はこれ、クラスの名前なんです。
各学年ごと、漢字一文字のクラス名が付けられ、
それを言えば、同じ学年か いくつ離れているかが一目瞭然なのです。
オンで読むと、智組は[チグミ] と、ちょっと変な感じもしますが。
そんな懐かしさにひたりたい。
そんなお店にしてみました。
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